ジュラルミンの日々 2nd

はてなダイアリーからはてなブログにお引っ越し。DTM関連多めに充実出来たらと思います。

DAWのプロジェクトファイルはGitで管理しよう!

DAWを使ってると、いろいろ試しているうちにファイル名が酷い事になってくる。
こんな感じだ。

酷すぎる。V系のなにかという仮タイトルもさることながら、どれがなんだか全く分からない。
しかし、twitterでも同じを事を言ってる人がいた。DTMに限らず、何かをPCで作成してる人なら同じ悩みを持っているのではないだろうか。

そこでGitである。
Gitとは分散リポジトリで、バージョン管理システムだ。
これがあれば、変な名前を付けなくても変更履歴が分かる。いつでも前バージョンに戻せる。といった事が簡単にできる。
バージョン管理システムはソフトウェア開発の現場では当たり前に使われているが、これを使わない手はない。
バージョン管理システムは他にもCVSとかSVNとかあるけど、ここはGitをつかおう。Gitは今流行っている。Gitはモテる。

さっそくやってみよう。
Gitの導入は以下の参考を見て行う。とりあえず入門編だけでも見ておけば十分だ。

参考:サルでもわかるGit入門
http://www.backlog.jp/git-guide/intro/intro1_1.html

では実践。
DAW上でいつも通り新規プロジェクトを作成する。

そしてこれをリポジトリにしてしまう。
作成したプロジェクトのフォルダで[右クリック]→[Gitここにリポジトリを作成]

Bareを生成(作業ディレクトリーを作りません)のチェックをはずして[OK]をクリック。
以下の画面がでたら、[Proceed]をクリックして、そのまま[OK]をクリック。

完了したら.gitというフォルダが出来たはず。このフォルダは基本的に触らなくてOK。

そしたらさっそくコミットしよう。
上記のフォルダで[右クリック]→[Gitコミット]をクリック。変更履歴に適当なメッセージを入力。該当ファイルにチェックして[OK]をクリック。

成功とでればリポジトリ完成だ。
次回から、ファイルを編集したら必ずプロジェクトのフォルダ上で[右クリック]→[コミット]を実行しよう。これでバージョンが管理できる。バージョンが管理出来ているので変更を戻すこともできる。例えば、ボーカルのwaveファイルにリバーブをかけてみたが、やっぱりやり直したくなった。という時は該当のファイル上で[右クリック]→[TortoiseGit]→[ログの表示]。コミットログの画面の戻したいコミットログ上で[右クリック]→[このコミットの変更を戻す]を実行。その後ファイルをコミットしよう。
これでリバーブがかかる前のwaveファイルに戻せる。

バージョン管理のポイントは、ピアノ入れてみた、リズムパターン変更した。サビ前に大胆なブレイク入れてみた。などきりの良い(意味のある)タイミングでコミットしていく事だ。

これくらい出来れば十分ではないだろうか。もちろんDTM以外にもイラスト、動画編集、テキストなんでもできる。Gitはほかにもいろんな事が出来るので興味がある人はGoogle先生に聞いてみるといい。特にwebサービスで展開しているGithubと連携出来れば、バックアップや他のユーザーとの共有もできる。

とりあえず、これでもう変なファイル名とはおさらばだ。
Gitで良いDTMライフを!